シャンプー

 髪の毛が汚れていると、ベタついてヘアスタイルがくずれやすくなり、頭皮のかゆみや炎症も起こします。洗顔の目的は、髪の毛や頭皮の汚れを落とすことにあります。荒いたての髪の毛は美しくツヤがあり、ヘアスタイルも作りやすいものです。しかし、髪の毛が汚れてくるとツヤが失われ、いろいろなトラブルや傷みを発生させる原因となります。

■髪の毛の外因性の汚れ

 髪の汚れには、外因性の汚れと内因性の汚れがあります。外因性の汚れの代表例はホコリです。空気中には自動車の排気ガスや微細な土ぼこりなどが浮遊しています。また生活の中では、タバコの煙や、綿ぼこりなど、いろいろなものが浮遊しています。

 ヘアスプレーやフォーム剤などの頭髪化粧品も、時間が経って性質が変わってしまうと外因性の汚れの一種となります。ベタベタしたジェルやフォーム剤は、空気中のほこりを髪の毛にくっつけてしまう、ありがたくない役目もしてしまいます。

■髪の毛の内因性の汚れ

 皮脂や油、フケなどが内因性の汚れです。皮脂の中にはトリグリセライドと呼ばれる成分があり、特にこのトリグリセライドが髪の毛のベタつきの原因のひとつになっています。新陳代謝の盛んな思春期は皮脂の分泌量も多く、それだけ髪の毛や頭皮があぶらっぽくなりやすい。

 もうひとつの内因性の汚れとして、汗があります。汗はその99%以上が水分ですが、頭部は髪の毛が密生しているので、汗が蒸発しにくく、むれたような感じになったり、汗の成分である塩分が残ったりします。




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